Rパッケージを作成するときには必須となるDESCRIPTIONファイルです。
このDESCRIPTIONファイルの役割は、「パッケージの重要なメタデータを保存する」です!
このメタデータとは、新しく作成したパッケージの
- タイトル
- 詳細
- 作成者情報
- 実行するのに必要な他のパッケージ
等を含みます。
以下にDESCRIPTIONファイルの一例を紹介します。
Package: mypackage
Title: パッケージのタイトル (1行にまとめる)
Version: 0.1 バージョン
Authors@R: 作成者名(“名前”, “苗字”, email = メール@example.com”, role = c(“aut”, “cre”))
Maintainer: メンテナンス者(多くの場合は作成者ですね)
Description: パッケージの詳細 (1段落にまとめる)
2行目以降は改行すると4文字分のインデントを空ける
Imports: ←ImportsはDependenciesの中の一つ
dplyr,
tidyverse
License: ライセンス
DESCRIPTION各項目の詳細
①Title:
- タイトルはパッケージについて表した1行の表題です。
- タイトルケースで表示します。つまり、名詞・動詞・形容詞・代名詞は全て最初の文字は大文字。また、前置詞・接続詞も4文字以上なら大文字)
- 文末のピリオドは付けない。
②Version:
- バージョンの数字は少なくとも2数字を使い、ピリオド(.)かハイフン(‐)で区切る
- 例えば、1.0, 1.9.0
③Author:
- 作者の情報:名前(”名前”、”苗字”)やメールアドレス等
- Authors@R: person("first name", "last name", email = "mail address@example.com", role =c("aut", "cre"))
- roleの、aut:作成者、cre:メンテナンス者(トラブル時に対応する)
④Description:
- パッケージについての詳細な説明
- 1行を超える場合は、2行目は4文字分のインデントを取る
⑤Licence:
- ライセンスについてはMIT・GPL-2・GPL-3などがある。
- ライセンスの詳細についてはchoosealicencse.comを参照してください。
⑥Dependencies:
- 作成したパッケージを実行するために必要な他のパッケージリスト
- Importにリストされているパッケージは、作成したパッケージには必ず必要なもので、パッケージインストール時に自動的に一緒にインストールされる。
- Suggestにリストされているパッケージは必ず必要というわけではないが、あるとBetterなもの
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